医療関係者の方へ(研修医・学生)

大阪市立大学大学院医学研究科麻酔科学講座

前期臨床研修

当科は、大阪市立大学医学部附属病院前期臨床研修医を受け入れています。

1年次研修医は、選択診療科として3ヶ月間ローテートしていただきます。気管挿管、呼吸管理、および循環管理を学習します。全身麻酔を中心に、およそ120症例を経験していただきます。

2年次研修医は、選択診療科として1-8ヶ月間ローテートしていただきます。経験症例は、40~160症例です。1年次研修医の教育項目に加え、個人の能力と進路に応じて、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、特殊麻酔などを経験していただきます。

当科は、研修医用マニュアルを作成し、これに沿って手術麻酔について指導します。薬剤、システムなどの変更に伴って随時改訂しています。なお、研修開始後3日目に試験を行いますが、これに合格することが実技研修の必須条件です。

当科研修中の研修医の方には、グループウェア「サイボウズLive」に参加していただきます。これは、麻酔業務を行う上で、研修医の方にも、周知すべき事項やその他連絡事項を通達するためのものです。基本的に、当科研修終了時点で、サイボウズLiveから外れる形になりますが、希望される方はそのまま残留することも可能です。

後期臨床研修

 当科の後期研修は、日本麻酔科学会の教育ガイドラインに基づいています。当科の研修プログラムは、当科だけでなく20近い関連施設も含めた統合研修プログラムであり、日本麻酔科学会の公認プログラムです(2017/09/06現在、日本専門医機構による審査中)(大阪市立大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラム2018(PDF))。

1. 後期研修の目標

・麻酔科標榜医・認定医の取得
標榜医は、厚生労働省の定めた規定があります。満2年以上の麻酔科専従が原則必要です。
認定医は、標榜医取得後に麻酔科学会に申請すれば取得できます。
・麻酔科専門医取得
専門医は上記の専門医研修プログラムによる研修を開始してから、満4年以上経過してからの受験申請となります。筆記試験と口頭試験があります。
日本麻酔科学会の広汎な教育ガイドラインの全ての研修目標を当院と関連研修施設で経験可能です。
アメリカ心臓協会(AHA)のBLS講習、ACLS講習の受講が専門医申請の必須条件です。

2. 研修内容

前期研修からさらに進んだ全身管理について学習します(心臓血管外科麻酔、小児麻酔、産科麻酔など)。

・ペインクリニック
慢性疼痛の治療、緩和医療など手術麻酔の経験を重ねた上で、希望に応じて行っています。
・他施設で研修
当院で経験できない特殊な症例(小児麻酔など)や集中治療に関しては、希望に応じて他施設で研修していただいています。

3. FAQ

Q.
いつまでが後期研修ですか
A.
麻酔科専門医試験合格まで、すなわち7年目を一つの区切りと考えています。
Q.
後期研修中、終了後の就職先は
A.
最近数年では、JCHO大阪病院、大阪市立総合医療センター、関西電力病院、住友病院、大阪労災病院などです。
Q.
Subspecialityの研修はどのように行っていますか。
A.
心臓血管外科麻酔、ペインクリニックに関しては当科で研修可能です。日本周術期経食道心エコー認定試験合格を一つの目標としていただいています。ペインクリニックは数ヶ月以上の研修を受けていただいた後、希望に応じてペインクリニック専門医取得のサポートを行います。小児麻酔は大阪市立総合医療センター・兵庫県立こども病院にて希望に応じて数ヶ月から1年程度研修していただいています。集中治療は兵庫医科大学ICUで希望に応じて数ヶ月程度研修していただいています。他のSubspecialityや大学院生の国内留学も希望に応じて可能です。
Q.
前期研修を市大で受けた方が後期研修に有利ですか
A.
有利、不利はありません。
Q.
待遇はどのようなものでしょうか。
A.
後期研修4年目まで前期臨床研究医、5年目以後は後期臨床研究医またはスタッフです(当院の場合)。大学院卒業後は関連病院もしくは大学病院のスタッフです。関連教育病院においては各病院の規定によりレジデントもしくは医員となります。前期研究医の募集・待遇に関してはこちらを、後期臨床研究医の募集・待遇に関してはこちらをそれぞれ御覧ください。大学院在学中は当院の麻酔業務従事に対して規定の給与が支払われるとともに、関連病院の麻酔業務に従事していただくことで生計を立てることが十分に可能です。後期研修期間中は週に1回程度、関連病院に麻酔業務のために出向していただきます。大学からの本給と関連病院からの給与で一般病院と遜色のない待遇となっています。

4.教育システム

モーニング
カンファレンス
週2回7:45より抄読会、レクチャー
毎朝8:00より当日の症例検討会、麻酔科術前コンサルト症例検討

勉強会
スタッフによる勉強会(不定期)、その他

学会参加
学会発表
主な参加学会
American Society of Anesthegiologists
日本麻酔科学会
日本ペインクリニック学会
日本臨床麻酔学会
日本集中治療学会
日本心臓血管外科麻酔学会
日本緩和医療学会その他、地方会、研究会にも積極的に参加しています。

論文投稿
経験した症例などの論文投稿の指導を行います。
大学院生には、研究論文の指導を行います。